オールドギター コレクション
ここで言うオールド ギターまたはヴィンテイジ ギターとは、単に古いギターと言う意味ではなく1960年代位までに作られた、手作業の割合が多く、材料の木もまだ太く密で均質な良質のものが豊富にあった時代に、それをよく時間をかけて乾燥させ、一本一本吟味されて出来上がったU.S.A.産のエレクトリック ギターのことです。
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FENDER TELECASTER 1955(#7307) フェンダー最初のエレクトリック ギターは世界で最初に量産されたソリッド エレクトリック ギターでもあり、1948年にブロードキャスターとして発表され、その後テレキャスターと名前を変更した。このギターのオリジナルの特徴をあげてみると、ボディは単板のアッシュで非常に軽く、面はフラット、スィングル コイルのピック アップが2つマウントされフロントは弦と直角、リアは高音を強調するため斜めに取り付けられている。ネックはワンピースのメイプルで、そのためトラス ロッドは裏側から入れられ、その溝をウォールナットで埋めていて、ラウンドした指板に直接フレットを打ち込んでいる。ボディとネックは4本のビスでねじ止めされたデタッチャブル式。これらの仕様は’59年まで続く。 音は非常に乾いた軽いもので土臭く、高音がするどく伸びがよく、低音は固く弾むような感じでカントリー&ウェスタン、サザン ソウル、ファンク、アフリカン ポップスなどにあう。 |
GIBSON LES PAUL 1954(#4 1754) 1952年発表のキング オヴ ソリッド エレクトリック ギターはギブソン初のソリッド ギター。マホガニー単板にメイプル カーヴド トップ(1〜3ピース)を貼り合わせたボディ、マホガニーのネックにブラズィリアン ローズウッドの指板、ピック アップにジャズ ギターに使われているスィングル コイルのP−90という仕様で発表された。1957年にハンバッキング ピック アップに変えられるまで、ブリッジ、テイル ピース、コントロール ノブなどのマイナー チェンジにとどめられる。名前の由来となったギタリスト レス ポールの考案したトラピーズ テイル ピース&ブリッジも発表翌年には写真のスタッド テイル ピースに変えられてしまう。 音は粘りがあって低音から高音までサステインがよく効いた、太くてボディの厚みからくる懷の深いものだ。アースィーなモダン ブルーズ、カントリー&ウェスタンで特に生かされる。 |
FENDER STRATOCASTER 1957(#025570) 1954年発売以来、現在に至るまで絶大な人気を誇るクイーン オヴ ソリッド エレクトリック ギター、流麗なボディ シェイプは抱えたときに体にフィットするように考えて削られたもので、コンフォート コンタード ボディと呼ばれ、’56年を境にアッシュからアルダーに変わる。ピック アップはスィングル コイルのものが3個、フロントとミドルが弦に対して直角、リアは高音を強調するためブリッジ側に斜めにマウントされており、セレクターをピック アップ位置の中間にセットするとハーフ トーンと言われ知れている独特の特徴ある音が作られる。そしてスィンクロナイズド トレモロと呼ばれるブリッジとテイル ピース一体型のテューニング狂いが少ない斬新なタイプが取り付けられている。ネックはテレキャスターと同じく’59年までワン ピースのメイプル、トラス ロッドを裏から埋め込んでウォール ナットで蓋をする方法で’59年まで続く。ボディへはデタッチャブル ネック方式でセットされている。 音は倍音構成が豊かで、高音の金属的な、テレキャスターよりも重い、核のあるような感じで、アルダー ボディが特にその傾向がある。音楽ジャンルを選ばない器用さを持っている。 |
GRETSCH 6120 CHET ATKINS 1959(#39457) 1883年バンジョーとドラムの製造から始まり、その後マンドリン、そしてジャズ ギターを本格的に生産開始、1950年代はじめから半ばにかけて、その後のグレッチをイメージ付けするカントリー&ウェスタン色の強いモデルのライン アップができあがる。 6120もこの頃の発売でありメイプルのホロー ボディ、メイプルのネック、指板エボニーという仕様である。’58年からのマイナー チェンジによりドゥアーモンドのピック アップからフィルター トロンに、ブリッジはメリタからこの写真のバー タイプあるいはスペース コントロール ブリッジに、ポズィション マーカーがサム ネイルと呼ばれるネオ クラスィック インレイに変更され、多くのモデルにビグスビーのヴィブラ−トが装着された。 音は荒々しさを持ち、ホロー ボディ特有の太く、そしてメイプル トップとボディ構造による固い音色で、個性的なピック アップの影響から少しこもったような音がする。これは何と言ってもロカビリーに尽きる。 |
GIBSON ES 355 TDSV 1961(#18510) 1958年8月に発売されたES 355タイプのモデルは、その年中にはES 335、ES 345とヴァリエーションが発表された。その構造は f ホ−ルを持ち、アーチド カーブが施されたボディのトップとバックはメイプル合板、サイドはメイプル、ネックは三層のメイプル、パテント アプライド フォーのハンバッキング ピック アップ、ES 355とES 345にはステレオ&バリトーン スウィッチを装着している(ないものもあるらしい)。 これらのモデルはスィン ライン モデルと呼ばれ、アコースティックの形態を持ちながらソリッド モデルなみの薄いボディを持ち、セミ アコースティック ギターとして色々なスタイルの音楽に向く様に作られた。このシリーズは他にはない特徴を持ち、それはボディの中心を貫く、メイプルのブロックである。このブロックに振動系を集めることによって、ソリッド エレクトリック ギターとアコースティック エレクトリック ギターの中間的な音質を作り出している。写真のモデルはギブソンが開発した独特なトレモロ ユニット“スウィング アウェイ プル サイド ウェイ アーム”という1960〜61年にのみ装着されたものが付いている。指板はES 355はエボニー、ES 335とES345はローズウッド。 暖かみのある、太くてまろやかな音色とサステインの効いた、纏わり付くような音を合わせ持つ。これはモダン アーバン ブルーズ、ポスト モダン ジャズに使いたい。 | ||||||||||||||
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EPIPHON CASINO 1965(#350648) ギブソンの親会社がギター メイカーのエピフォンを傘下に入れたため、1959年から1969年までの間、ギブソンがエピフォンを生産している。その1959年デビューのスィン ライン モデル。ギブソンのES 330のエピフォン版といったところで、ダブル カッタウェイでアーチド カーブを持つボディはメイプル、芯材は入っておらず中空、ネックもメイプル、指板はローズウッド、ピック アップはP-90、とES 330と全く同仕様である。しかし、この写真のモデルはネックとボディの接合部が浅く、エピフォン リヴィエラのボディとネックを使ってカズィノに組み立てられた、めずらしいものだと推測される。 軽快で弾むような張りのある音で、暖かみがあり、P-90と相まってウッディな音が得られる。特に低音域の鳴りが良い。シカゴ ブルーズ、ロックン ロールに。 |
GIBSON ES 125 TC 1961(#36085) ギブソンES(エレクトリック スパニッシュ)シリーズの普及タイプとして1956年に発表されたこのモデルは、安価とはいえスィン ラインのアコースティック エレクトリック ギターとして、基本スペックはきちんと押さえられており、ボディはメイプル、ネックはメイプル、指板はローズウッド、ピック アップはP-90となっている。上級機種との違いがどこにあるのかというと、ブリッジがテューン オー マティックではなくローズウッド製。ピック ガードはワン プライで薄い簡単なもの、バインディングなしのネック、インレイはドット、ヘッドはメイカー名以外の装飾なし、安物のペグ、といったところだ。 上記の様な理由で音のほうもその様にベイスィックなもので、メイプル トップのエレクトリック アコースティック ギターの最大公約数的な、おちついた、シブイ音である。アフロ アメリカン系なら何でも合わせられる。 |
GIBSON JOHNY SMITH 1967(#891532) ギブソン社の始まりは1894年、38歳のオーヴィル H ギブソンが開いた弦楽器工房である。ヴァイオリンを手はじめにマンドリン、ギター、ギター ハープと製作を拡げていった。その後チェロ ボディのジャズ ギターのメイカーとして非常に多くの種類を作りだし、高い評価を受けていた。1924年最初の f ホールのチェロ ボディ ギターとしてL 5がデビュー、1937年高音サイドにカッタウェイを付け、1951年ピック アップをマウントして電化をし、現在のチェロ ボディ ギターの仕様を確立していった。削り出しアーチド トップはスプルース、サイドとバックはメイプル、ネックはメイプル、指板はエボニーというつくりだ。 1961年ジャズ ギタリストのジョニ− スミスの協力を得て発売された“ジョニー スミス”はコントロール類とピック アップが中空に浮かしたピック ガードに取り付けられているのが大きな特徴だ。そのためサステインの効いた、明るく、カラッと乾いた音色を持ち、特に高音域にその特性が現れる。またピック アップも独自のもので、コイルの巻き数を減らし、明るく上品な音色に貢献している。GIBSON JOHNY SMITH 1967(#891532) ギブソン社の始まりは1894年、38歳のオーヴィル H ギブソンが開いた弦楽器工房である。ヴァイオリンを手はじめにマンドリン、ギター、ギター ハープと製作を拡げていった。その後チェロ ボディのジャズ ギターのメイカーとして非常に多くの種類を作りだし、高い評価を受けていた。1924年最初の f ホールのチェロ ボディ ギターとしてL 5がデビュー、1937年高音サイドにカッタウェイを付け、1951年ピック アップをマウントして電化をし、現在のチェロ ボディ ギターの仕様を確立していった。削り出しアーチド トップはスプルース、サイドとバックはメイプル、ネックはメイプル、指板はエボニーというつくりだ。 1961年ジャズ ギタリストのジョニ− スミスの協力を得て発売された“ジョニー スミス”はコントロール類とピック アップが中空に浮かしたピック ガードに取り付けられているのが大きな特徴だ。そのためサステインの効いた、明るく、カラッと乾いた音色を持ち、特に高音域にその特性が現れる。またピック アップも独自のもので、コイルの巻き数を減らし、明るく上品な音色に貢献している。 | ||||||||||||||||
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